TS-1 5クール目 第6日目 涙以外特になし
乳がん2022㉜ 母の死⑦
起きて、母にお線香をつけて、同じ部屋でコンビニで買ってきた朝食を食べました。線香の匂いの中、やっぱり、母はもう二度と起き上がらないのだと確認しました。
しばらくすると、姉やその家族が続々と、葬祭場に来て、賑やかになりました。母が、90代の大往生の事もあって、小さい子供たちがはしゃぐ声が大人の心をなぐさめます。その内、時間の都合でお葬式に出られないからと何人かの人がお別れに来てくれました。そして、親戚の方、主に母方の人がきてくれましたが、殆どが私のいとこになります。何十年ぶりにあった人や、初めて会った人もいて、ちょっと感動しました。
お葬式が始まって、次々と、参列される方が来ました。姉の夫の職業の事もあって、この時代にしては結構な人数でした。本来ならば、コロナ禍のこともあり家族葬の可能性もあったのです。お線香を手向けてくれる一般の方に、お辞儀をするたびに、ウィッグがずれるので、深いお辞儀はできず浅くなりました。それでもずれてくるので時々、手で押さえていました。もう、悲しむどころではありません。ここでウィッグが落ちたら、参列してくれた人たちはどういう態度をとっていいか困るでしょう。多分、見ない振りをすると思いますが、笑いをこらえるのが大変だと思います。それか、何か病気にかかってるのかな。大変だなと同情して、主役が母から、私に代わりそうで、ドキドキしました。
ここで、絶対ウィッグを落としてはならないと、頭の中はこれに気を取られて頭の中は早く終わりますようにと願うだけでした。。式は、粛々と過ぎ、最後に備えられている花をちぎって、母の棺に入れました。母はたくさんの花に埋もれました。そして、その上に、母のひ孫(姉の孫)たちが書いたお別れの手紙を置いて、棺の蓋は閉められました。
雑記㉘ 宗教⑦
10月13日に東京地方裁判所に統一教会の解散命令の請求がされました。地裁はこれを受付、これから審理が始まり、確定したら、宗教団体としての恩恵を受けられなくなります。主に税の控除ですね。しかし、別に団体としては活動できるので、献金関係は変わらないと思いますが、今までと比べると厳しくなりそうですね。過去において、統一教会の被害を訴えても鈍い感じがあった時もあったようですが、これからは、司法も敏感になるでしょうね。これを機に、統一教会の呪縛から一人でも多くの人が解き放たれると良いと思います。
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