10月28日 土曜日 雨のち晴れ

TS-1 5クール目 第19日目 涙は変わらず。他になし。

雑記㉞ 宗教⑩

 それから、数年後に、桜田淳子さんの、「淳子の壺」や「合同結婚式」や、有名な体操の選手も信者だったこととかありました。「淳子の壺」はワイドショーでなんの変哲もない壺が二束三文で古物屋の店先に「あの、話題の壺」と言うような文句で売っているのを見ました。たしか、淳子さんから10万円で買ったとかいう証言者と言われるひとの言葉もありました。

 しかし、聞けば聞くほど、知れば知るほど、怪しくて不気味な感じがしましたが、その内、あまり話題にも上がらなくなり、私は、統一教会自体が廃れていって、強引な行動に人が離れていったのだと思っていました。

 統一教会の話題は一時世間を騒がせましたが、報道の方も少なくなり、段々、沈静化しました。なんとなく、入信する人も少なくなり話題にならない程ちいさくなったか、日本での布教はやめて韓国へ引っ込んだのだと思っていました。

 ある日、私は会社でお昼当番をしていました。その会社では12時から13時まで順番で一人が昼食を席で食べながら急に来られたお客様の応対や電話番をしていました。その時、若い女の子が画材道具とかを売りに来ました。1000円でパックになっていて品質はわかりませんが、入っている数からみて安く思いました。色鉛筆や水彩絵の具、他のお絵かきの道具がひとまとめになっていて、ちょっと使うのにいいなと思って1セット買いました。

 その時の女の子の言葉に何か違和感を感じました。売り手から見て買ってくれたら、「ありがとうございます。」とかそれに順じた言葉を言うと思うのですが、そういう言葉は一切ありませんでした。お金を払った後、彼女はもっと他にあります。まとめて買うと安くなります。とか、買ってくれたことに対する礼の気持ちがまったくなく機械的に商品の説明をしたもっと買うように迫ってくるのです。ちょっと変だなと思って彼女をよく見たら、ほとんど無表情で眼が死んでいるというのでしょうか、少し虚ろで、だけど、こちらをじっと凝視しながら、抑揚のない声で売り込むのです。心のないアンドロイドにでも話しかけられているような感じです。

 

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