TS-1 8クール目 第23日目 ふくらはぎの赤い点々は薄くなってきている。かゆみはない。
地震の現地の状況がだんだん明らかになってきています。死者数は二桁になり、壊れた家やビルの様子も映し出されるようになりました。ユーチューブでは嘘の発信をして寄付を募っている人たちを非難している人も多くなってきました。この災害時にどさくさに紛れて自分の欲を優先できるのはどんな神経なのでしょう。
東北大震災の時、株価が大きく下がっていき、震災の日は金曜日でした。市場は土、日とお休みなのでネット界隈では騒然としていました。自身が2時46分ごろ、揺れ始めたとき、私は東京にすんでいましたが、揺れがひどく、マンションが倒れるとは思わなかったのですが、閉じ込められるのが嫌なのでドアを開けて中庭に出ました。中庭の一角に駐車場があったのですが、その車たちがダンスを踊っているかのように上下左右に揺れていました。すこし、収まったころ、部屋に戻ると、株価は急速に下っていき、あと5.6分で市場が閉まる3時というとき、幾つかの株を売りました。土日の間にどのくらい下がるのか、為替はどうなるのか不安でしたが、災害の後は復興需要のため持ち直すだろうと軽く考えていました。しかし、段々とひどさがわかり始めました。直後から津波の映像が流されリアルタイムで初めて見ました。その内原発の問題が出てきて、これは結構時間がかかるだろうと思いましたが、東日本全体が放射線汚染で終わるのではないかと考えるようになり、TVやネットから目が離せなくなりました。
土日が開けて月曜日、市場は荒れ為替は円高に傾き、確か、日本政府だったか、時の首相が海外に向けて、円を買わないように要請したと思います。
この時に、今買えば確かに儲かる。国際的な企業が日本にはたくさんあるし、海外で通用する株を選択すれば良い。国内は相当時間がかかりそうだ。とは思いましたが、日々、流される残酷な状況に気持ちが落ち込んでいき、売買する気にもなれず、うつうつと過ごしていました。ぼーっとした頭の片隅で自分は投資家や投機家にはとうていなれないと思ったことを覚えています。のちに、この時に買って設けた方が結構いて、気持ちが弱いと感じました。落ち着くまでは市場は見ませんでした。
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